園の概要
創設について
昭和23年、未亡人となった創設者佐久間松子は3人の子育てをしながら自宅を開放し幼児保育グループ「大泉愛児園」を開設しました。地域の方の支援により保育を必要とする乳幼児だけでなく、家庭に閉じこもりがちだったハンディキャップをもつ子ども達が一緒に安心して保育を受けられる施設を提供し、高度経済成長、女性の社会進出、多様化する保育需要にも積極的に保育事業を展開してまいりました。そして保育証書の文面にあるように子どもたちが「強いからだと美しい心」を持ち、誰からも愛され、人を愛せる人間に育って欲しいと心から願っていました。令和6年3月現在、2,100余名の卒園生を送り出し、親子孫3世代で通園されている方もおり75年の歴史を感じます。佐久間松子は1999年(平成11年)に86歳で園長を引退し、2007年(平成19年)に95歳で亡くなりましたが、これからも創設者の思いを受け継ぎ、未来を担う子どもたちが心身ともに健やかに成長できるように日々努力してまいります。
園の概要
1. 運営主体
名称 | 社会福祉法人 大泉松和会 大泉保育園 |
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所在地 | 〒178-0063 東京都練馬区東大泉5丁目38番24号 |
電話番号 / FAX | 03-3922-0875 / 03-3922-0868 |
代表者氏名 | 理事長 佐久間 明子 |
休園日 | 日曜日、祝日(振替休日を含む)、年末年始(12月29日~1月3日) その他災害、伝染病等の発生時、災害時、非常時の場合は休園または開園時間を短縮することがあります。 |
2. 園舎の概要
敷地面積 | 764.20㎡(借地) |
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園庭面積 | 429.58㎡(借地) |
構造・規模 | 鉄筋コンクリート造3階建 |
建築面積 | 373.09㎡ |
延床面積 | 772.52㎡ |
3. 職員構成※園児数、保育時間により変更することがあります。
常勤職員 | 園長(1名)、副園長(1名)、保育士(14名)、事務(1名) |
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非常勤職員 | 看護師(1名)、保育補助(5名) |
嘱託医 | わたなべこどもクリニック(小児科)、いづみ歯科(歯科) |
給食業務 | イフスコヘルスケア(株)に委託 |
園の歴史
1949年(昭和24年) | 創設者の佐久間松子が自宅を提供し東大泉3丁目に「大泉愛児園」を開設 |
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1951年(昭和26年) | 現在の東大泉5丁目に移転し、東京都の認可を得て「大泉保育園」を設立。木造園舎を建設し、定員30名で運営を開始 |
1960年(昭和35年) | 3歳未満児12名の乳児保育を開始 |
1965年(昭和40年) | 保護者の作詞作曲による「大泉保育園のうた」が完成 |
1968年(昭和43年) | 重度の障がい者と健常児のふれあいの場として「肢体不自由児通所訓練施設」を別棟に開設 |
1969年(昭和44年) | 乳児保育と肢体不自由児訓練施設視察のため東京都知事が来園 |
1970年(昭和45年) | 特例保育所の指定を受ける |
1972年(昭和47年) | 地域の社会福祉のために「社会福祉法人大泉保育園」を設立 |
1973年(昭和48年) | 鉄筋コンクリート造の新園舎が完成 定員を90名(3歳未満児24名、3歳以上児66名)に変更 |
1974年(昭和49年) | 乳幼児の体力向上のために、幼児体育研究所による体育あそびを開始 |
1975年(昭和50年) | 園庭に循環ろ過装置方式のプールを設置 |
1984年(昭和59年) | 0歳児指定保育所(定員6名)となる |
1985年(昭和60年) | 東京新聞給食メニューコンクールで優秀賞を受賞 |
1989年(平成元年) | 全保育室に冷暖房を設置 食育活動として区民農園を借り園児と野菜栽培を開始 |
1990年(平成2年) | 練馬区より延長保育の指定を受け保育時間を19時まで延長 |
1992年(平成4年) | 園舎改装工事を7年計画で開始し、一部保育室に床暖房を設置 |
1996年(平成8年) | 地域にデイサービスセンターが開設され、異世代交流を開始 |
1998年(平成10年) | 地域の利用者ニーズを考慮し、定員枠を変更し3歳未満児を6名増員 創立50周年に伴い、法人名を「社会福祉法人大泉松和会」に改称 |
1999年(平成11年) | 利用者ニーズに応じて特例保育時間を朝と夕方15分ずつ延長 |
2000年(平成12年) | 利用者のニーズに応じて、自主事業としてスポット制の「保育延長サービス事業」を開始 |
2002年(平成14年) | 地域の未就園児の親子を対象に「園庭開放」を開始 保育発表会を大泉学園ゆめりあホールにて開催 |
2007年(平成19年) | 利用者ニーズに応じて年齢別定員を1歳児1名増、5歳児1名減に変更 |
2015年(平成27年) | 園舎建て替えのため、近隣の仮設園舎へ移設 |
2016年(平成28年) | 新園舎完成のため3月より保育を開始 2011年の東日本大震災を受け、園内での体力向上のためにネット遊具を設置 4月より定員を1歳児2名増、2歳児2名増、4.5歳児2名減で計92名に変更 |
2017年(平成29年) | 園庭に総合遊具(ディノワールド)を設置 |
2019年(令和元年) | 熱中症対策のため屋上園庭に異動式電動テントを購入 |
2022年(令和4年) | 安全対策のため保育室に見守りカメラを設置 保護者との情報共有、職員の業務省力化を考慮し保育ICTサービス「コドモン」導入 |
2023年(令和5年) | 職員育成ICTサービス「カタグルマ」導入 |
2024年(令和6年) | 保護者支援のためオムツのサブスクの利用を導入 |